気づいた夜/つむぎ
分けても ふりはらっても
この深い青い水面には
際限ない 言葉もない
会いたいと 言えない
会えないと 言えない
君の居場所は 温かいかい
私のベッドは 涙でいっぱい
消せども募る想い
誰にもヘルプ頼めない
消せども消えぬ光
誰か光を見せてよ
投げやりで不安な
この日々が祈り
つたのからまる家だって
優しさを感じている
息苦しいと思う時
手を伸ばしてみると
ますます絶望するんだ
それでも本当の孤独なんて
分からないまま
遠い痛みをかざしながら
その日その日のおこぼれもらって
生きながらえる この身だからさ
笑ってやって 精一杯の
ありがとうを返すよ
横道に 歩いたら まだこの足動くじゃん
まだこの道があると 気づいた夜
戻る 編 削 Point(3)