ちゃぽんと落ちる/
朝焼彩茜色
夏の語尾を揃えて
波紋は遠くへ伸び
粗削りの石は凪を驚かす
静謐に彩られた霞に
魂の背中を思いやる
私の描いている空は
誰かに届く
空はどこまでも繋がっているから
必要な人の瞳に落ちる
凪を驚かす石のように
戻る
編
削
Point
(7)