「「情報」以前の言葉」/足立らどみ
」から逆に言葉が立ち上がる。
― 詩は虚無を覗き込んだ反射でもある。
?
この三つは相反するようで、実際には重なり合っています。
だから「ゲートの先に世界があるか?」という問いに対して私はこう答えたい:
? ゲートの先には、まだ形を持たない可能性が潜み、時にそれは共鳴の場として立ち上がり、時に虚無として沈黙する。
そして詩は、その「出たり入ったりする境界のゆらぎ」をとらえようとする営みだと思うのです。
?
ここでひとつ確かめたいのですが――
あなた自身が「ゲートの先」に立った感覚を得たのは、夢の中でしょうか、それとも生身の生活のなか(強烈な体験、死や愛に触れた
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