おやすみの後で/ヤマト
将来のことが不安で、とかじゃなく
ただ、ただ単に
明日が来るのが怖い
って夜がたまにある
なぜだかは分からないが
ただ無性に明日が怖いのだ
夜はひたすらに眠れず、かと言って
昼に寝れる訳でもなし
明日が来るのが怖いのだ
そんな僕を救ってくれたのが
あなたの大きくも無い
かと言って
特別小さいわけでもない
左手でした
もしかしたらあなたは無意識だったのかもしれない
ただ、何かをつかみたかっただけだったのかもしれない
あなたの伸ばした手の先には
偶然にも
そして、幸運にも
僕の右手があり
僕はひどく安心する
ありがとう
今日も、明日も
どうやら安心して眠れそうです
ありがとう
戻る 編 削 Point(5)