COME TOGETHER。/田中宏輔
 
ら、そのつくったものから離れなければならないのである。同じような作品をえんえんとつくりつづける詩人や作家たちがいる。わたしが、彼もしくは彼女たちに閉口する所以である。


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自己肯定するとともに自己否定することなしに、創作しつづけることはできないであろう。英語力のないわたしがいま恥をさらしながらも英詩の翻訳に傾注しているのも、そこに自己肯定と自己否定の両義を感じるが故のことである。しかし、このことは、いまは理解されることはないだろうとも思う。


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それでよいと思うわたしがいる。わたしの事情などは、どうでもよいからである。わたしが翻訳した英詩によって、わ
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