季節はサンドイッチのように/トビラ
 
どれほど空が抜けるように青くても
君は優しく微笑んでくれたけど、僕は
いまだ精米されていない人々を見て
階段の上の方
ポケットに手を入れて
にやにや笑っていた
本当はもうどうしようもなく
玉子は固くなっていて
でも、玉子を電子レンジで爆発させるような
初心な素人だって知られたくなくて
糞山の王
中指を立て
卑猥に動かしていたら
性感帯に触れられているんだって
示せるような気になって
本当は好きな人の目も
まともに見れないくらい
皮をかぶっていたのにね

それはどこの誰の話?
どうしようもないくらいに
行き詰まりでしかない
ジュデッカに
天国への梯子を探
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