さがうしお/
ひだかたけし
風を誘い夜を酔わせて
瞬く余韻に溶けるもの
溶けて蕩けて目醒めては
熱気の空から降り頻る
雨 、
むっと時を淀ませ刻み込み
あの御巣鷹の空からすら
ひとひと哀しみ只々麻痺させ
もうもういいからさようなら
(これからは俺の半径五メートル以内に近付くな!)
そう言い放ち、後はもうひたすらに
それのビジネスチャンスは何処に在るんだ?
そうかアンタはそんなもんだったんか
諦め諦められるこの世この時代のヒトの性。
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