月の唄/
りつ
月が歌を唄ってる
安らかな慈悲に満ちた
それでいて微かな哀しみの滲む唄
優しいひかりは影を揺らし
遥かな大地へと続く
ひかり ひかり ひかり
爆発し散らばって
わたし金平糖になってしまう
後生だいじに抱いたセレナーデ
テーザー銃のビームを絞り
こころの照準
ほら!見つけた!
そこに居たのね
もうそろそろ還りましょう
昨日は二度と戻らない
明日は永遠に来ない
今があるだけ
月はいつでも唄ってる
慈しみ
その意味を熾り
そしてみんな 泣いていい
戻る
編
削
Point
(2)