石破茂というクツジョク/室町 礼
 
るだけの陽気な羊だ。黙って浮ついた小
説や予定調和の詩だけ書いてれば害もないのに、
政治にその空っぽの頭を突っ込むなといいたいので
すが、まあ、こんな発言は子どもの紙飛行機のよう
なものでどこへも飛んでいくとも思えないのです。
わたしはプロペラを持たない。
雨が降れば濡れて溶けてしまうようなペラペラの紙
飛行機しかもっていない。
眼の前にポトンと落ちた紙飛行機に(「三歳児の石
破」京大藤井教授談)という恥辱、
同じく暗愚なわたしというクツジョクを乗せて、
さあ、
こりもせずまた飛ばそうか。



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