服を脱げば皆同じ/室町 礼
まいますよ?
わたしたちは空っぽの自分を一枚一枚の衣装や苦悩や
制約や抑圧で包んでいるのじゃないのでしょうか?
「青年の船」という何やらサヨクリベラル系がやってい
る怪しげな船旅のポスターをよくみかけますが、この旅
に参加した青年のルポを読むと船上でこんなことがあっ
たといいます。
青年たちと講師であるお坊さんとの間で「神はいるか」
という議論が煮詰まった。その青年一人だけが「神仏な
どいない。いるなら見せて下さい」と強弁するとお坊さ
んは只者ではなかったのでしょうね、「神はいるよ、見
たいのなら今すぐ皆の前でそのパンツを下ろしてご覧」
といったという。
船上でしかも
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