詩情は畏まって座っていたりしない/ホロウ・シカエルボク
 
わからなくなることがたまにある、でもそれをどちらかに決めようとは思わない、視点が冷たいのかもしれない、でもそれによって得た結果を狂ったように並べている瞬間にはそれは熱だ、すべてがある、その過程の中に、俺の氷点下から沸点までのすべてが、きっとそれが俺が書こうとしていることなのだろう、だからどちらでもいい、俺はどんな温度の最中だってそれを言葉にすることが出来る、余計なこだわりで生まれる筈のものを殺してはならない、その瞬間最も正直なものを吐き出すには余計な意図など含まれてはならない、リラックスして、飛来するものだけを書きつけるんだ、それが俺の考える詩情だ、もう一度言うよ、詩は自己主張の為のツールではない
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