言葉よ、どこへ行く/自画自計
 
携帯電話と呼ばれた時代
吐息と温もりらしきを混ぜ込んで
声で繋がれることに人々は歓喜した

スマフォと呼ばれる時代
文字と映像だけで繋がる時代へ
創られた吐息に夢中になってる

言葉は人を殺すなんて呼ばれる時代になった。
でも人は繋がっていたい生き物
もはやどこだろうが誰だろうが構わない時代

言葉は昔からある
人は言葉を操って生存してきたようだ
電話が無い時代、電話の時代、スマフォの時代
いまだに人々は上手に言葉を操れずに争いばかり

最近じゃ、操るのを諦めたのか
ロボットに言葉を使わせようとしてる
自分たちじゃ手におえないものを
AIなるものに丸投げしようとしてる

我々は切なくも野蛮な文字を捨てる決断をしたようだ。
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