来年の七夕/mizunomadoka
 

・・・生きてた。

ふたりで夏の星座を作りながら
朝まで一緒にいたいと願ってた

言葉は風で
私はそれを離せない

待つのが苦手で
駆け出して
見つけられずに佇んでる
あの子に
大丈夫きっと見つかるよって
叶わない夢を保証してあげたい

あなたたちはどんな気持ちで
その詩を書いたの?

その詩はさっき私に届いたよ
ありがとう
おやすみなさい

わたしたち、ちゃんと大きくなったよ







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