無題/
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銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです
澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のようです
ながれるみずは
こだますだましへ
うつりしへ
あまたあまた
ひとつもないのに
ないものはかけない
けどね
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