あなたがいることで/武下愛
あなた自身、世界の全てが真っ黒に染まったとしても。私は何時もあなたを明かりだと思ってるんだ。星を繋ぐと思い出が光ってるんだ。そこにあなたが居なければ。私の一部は欠けてしまうんだ。世界の一部が欠けてしまうんだ。
ねぇ?冷たいと感じる世界があるってことは。思い出が教えてくれる。暖かさでしかなくって。ほら?見て欲しいの。あなたが心から信じられない世界があるなら。私は世界すらなくなってしまえばいいと思うの。
だって世界が否定しているのではなく。あなたが認めていない事を知ってるつもりでいるの。私には本当はわからないわ。だけど。世界があなたを否定するなら私は押したい。宇宙ごと消えるボタンを。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)