不愉快/
栗栖真理亜
ことあるごとに抽象的でないものを抽象的だと文句をつける
それは表現てあって抽象ではないとなぜわからないのか
嫌がらせがしたいだけなのか
はたまた節穴なのか
人の詩を指差し笑えばそれでいいと思っているのか
己は評価者であってお前を評価してやっているのだと
鼻高々に胸を張り見下す者のその小ささにげんなりしながら
言葉の世界の先行きを案じる
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