都会の休日/
番田
僕はいつもの川べりの道の
橋の下の空間を くぐり抜けた時
心の中が妙にリラックスしたのはなぜだろう
そして人や犬が辺りを走り回っていた
石畳の上には日が差していた
強烈な日だ 焼け付くような いつにもまして
ビルの 一つ一つの 平日は 窓に
忙しく働く人がいるのだろう
僕は石に腰を下ろした
水面に当たった光を目に
一人 そして
そこで静寂を感じていた
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