都会の休日/番田 
 
僕はいつもの川べりの道の
橋の下の空間を くぐり抜けた時 
心の中が妙にリラックスしたのはなぜだろう
そして人や犬が辺りを走り回っていた


石畳の上には日が差していた
強烈な日だ 焼け付くような いつにもまして
ビルの 一つ一つの 平日は 窓に
忙しく働く人がいるのだろう


僕は石に腰を下ろした
水面に当たった光を目に
一人 そして
そこで静寂を感じていた 


戻る   Point(2)