夜明け前の雨/山人
病みつつあるとすると、踏み外してしまうのかもしれない。
ここのところ創作意欲はかつてないほどに失われ、ここ二作程かつて文学極道と呼ばれるサイトに投稿した佳作作品を投稿した。文学極道では目指した創造大賞まで至ることはなかったが楽しい時期であった。あそこでも三流で、いかなる場所でも三流以下という人生を送ってきた私だが、できるものなら如何なることがあったとしても、止めたものを再度口にするという行為だけはしない、この意志だけは一流でありたいと思うのである。もちろん皆様のような適正な飲酒ができる人は大いに楽しむべきであろう。
悪天の夜が明け始め、雨がいったん収まっているようで鶯が鳴いている。今日は昼客が若干名居る。ほとんども請けにはならないむしろ手間だけ損するという仕事だが、やらないといけない。そして辞めることを撤回した私は、明日は再び勤務に行くことになる。高齢者の葛藤は続く。
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