詩想、突破・口/
ひだかたけし
させ
燃やされ去りゆく遺体の幾つか既に感傷に過ぎず
貴女の死顔の悲惨な歪みすらもう後先顧みずして
自らが自らの今になり切れば
イノチのウチュウに自らを打ち上げ
何処迄も生けるのです 、
ひとひとり切りになる覚悟さえつけば
愛を運命を歌う以前に
打ち寄せる時の瞬間の波に
帰依し身を任せることで
新たなこの世界の次元が開ける夜明け前 、
自らの内から常に射し込む光を自ら呼び込めと
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