詩想、Five Years/ひだかたけし
 
   
 ひかりのなかをながれるえいちがいきている
  〉光の中を流れる叡智が生きている〈   

今一度、今一度、
聖なる言葉を
自らのなかに生かし
繰り返し何度でも

自らの魂の
エゴイズム、
異なるものへ
狭い囲いから
自己関心を
他なるものへ
世界関心へと
押し拡げ

あと五年、あと五分しかない、
(ゆーもらすにやはらぎながら)
互いに殺し合い自滅する前に 、
(「万人の万人に対する戦い」だ)

怒り心頭、それぞれに
それぞれのたましい
誰ものたましい
えごいすと
怒り心頭、戦い絶えず 

後5年、後5分だけと
自らに生かし響かせ
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