JAPANESE POP/おまる
 
ーズ、どう?」「キャッチーだね〜」
つまりこの了見。

コンテンポラリーな感覚そのものが、
現代では「キャッチュ」やら「ポップ」やらと
名付けられているに過ぎない。
現代において当たり前の感覚、ということ。

人は、当たり前のことは記録に残さない──
と、けだし名言を吐いたのは井沢元彦であったが、
おそらく数百年後は「ポップ」という言葉は
消えてなくなっているだろう。

むろんその言葉を頭に冠している雲霞の大群ごとき
「ポップソング」たちも、
言葉と運命を共にすることになるのは火を見るより明らか。

こういう言い方は、酷だろうか?

安藤裕子は救世主だったのか
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