pass blood/ホロウ・シカエルボク
 
うでもいいんだ、俺の言葉はそのうち俺だけが理解出来る、俺だけにしか理解出来ないものになっていくのだから、躓いた誰かの手を取って引っ張ってやる暇なんか無い、俺は人間として、獣の習性をここに刻み続けるのさ、それが理性ってもんだろ、それが詩情ってもんだろう、それが証明ってことじゃないのかい、それは連続する、一度満足したからって絶対に終わることは出来ない、次の項目がニタニタ笑いながら待っている、俺はそいつをぶん殴る為に、どんな言葉で始めようかと牙を鳴らすのさ。


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