pass blood/ホロウ・シカエルボク
 
録だ、理屈なんかあまり気にすることはない、高揚は宿る、その時触れたものに…そういう感覚は年々現れやすくなっている、コネクトしやすくなっている、それはきっとずっとやり続けてきたせいさ、ほんの少しの違い、ほんの少しの速度差、そういうものにこだわり続けてずっと試し続けてきたせいなんだ、みんな俺が大人しくなったっていう、だけどさ、本当に大きくて、色々なものを巻き込んでいく流れっていうのは水面を見たって決して気付くことは出来ないんだぜ、凄く穏やかに流れ続けているみたいに見えるんだ、いま俺が生み出しているものはそういう種類の流れさ、過去を貯め込むだけじゃ意味が無い、そこから次へ行こうという気持ちが無くなったら
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