弥栄の泥/
朝焼彩茜色
変わらない田舎に帰省したような
田水がキラキラと輝く豊かさの景色が
目に染みる
人は変化を嫌う生き物だが
10年経てば
思想や哲学は成長という変化を遂げる
随分と丸くなった
角が懐かしいほど 癒しで溶けた丸みと
たゆまぬ縁取りが美しく球体だ
弥栄
お祝いしよう
あなたは美しくなった
より一層 美しくなった
田水張る泥臭い姿も人間の美しさ
弥栄
お祝いしよう
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