誰が私を埋めたのか/aristotles200
・絶望よ、低く嗤うがいい、例の皮肉な物言いで、全てを台無しにするがいい
・暗然と、失望と、落胆と、そして無力感
・とうとう私を墓場に追いやったな
・私の腕も、脚も、もはや動かない、ただお前を前にして、絶望している
・私は全てを失った、希望はなく、夢は壊れてしまった
・あとは棺桶に横たわるだけ
・私は棺桶に横たわる、最後の光景を見つめる
・私は弱々しく問う、絶望よ、お前は誰なのだ
・絶望は古びたフードを脱ぎ落とし、姿を見せる
・お前だよ、私はお前自身だ、気づかなかったのか
・絶望は低く嗤い続け、湿った黒い土を、鍬で落とし続ける
・最後の光景は、暗い冷たい表情を浮かべた私自身の顔
・絶望に呑み込まれた私は、私自身に埋葬されてしまった
・そして、私自身を埋葬した絶望は、いつまでも私の墓の前に立ち尽くす
・その顔には、悲しみの哀しみを浮かべ、本来の希望と慈しみに戻り、いつまでも立ち尽くすのだ
戻る 編 削 Point(1)