小説「火星侍、宇宙へ行く(仮称)1」/aristotles200
 
・火星、ユートピア平原の中央にある中央都市ユートピアの辺境で僕は生まれた。

・祖父は地球のNipponオサーカシ生まれで、第二次植民計画で火星にきた。

・植物プログラミング技士は、祖父、そして父、私の代々の仕事だ、まあまあ上手く生きている。

・祖父は、仕事に誇りを抱いていた、そして父も、しかし僕は、今一と思っている。

・既に火星は終わった星、これ以上のテラホーミングも効果はなく、地下資源も底を尽いている。

・時代は小惑星だ、〈16〉プシケ(psyche)や、〈25143〉イトカワ(itokawa)の重金属争奪戦。

・僕もこれ以上増えもしないコケ植物に、祖父や父の
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