坊の声、黄の頂き’’(ひとつファンタジー)/
ひだかたけし
黄色の帽子被った子ども達、
岩肌の急斜面を昇っていく
わんさか群れなし次々と
移り行く季節のこの狭間に
確かな余韻を踏み残し続け
何時しか伸びる伸びる
光帯となりながら 、
わんさか群れなし黄の頂きへと
何も恐れることなく落ちていく
次から次から黄の頂きへと
伸びる伸びる光帯となりながら
わんさかわんさか落ちていく
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