24/7ノイズ/ホロウ・シカエルボク
 
階は終わったんだよ、これからはもうすべてのものを抱いて、延々と書き連ねていくのみさ、蝸牛の歩いたあとに残る粘液の様に、思考回路が、情熱が、或いは殺意が生きた後に残ればいい、どうしてこだわりを持つ?どうしてひとつのことだけについて語ろうとする?どうして混沌から逃れようとする?それはすべてのものを持っていけるっていう特権に他ならないんだぜ…だけどもし、そうだ、もしも僕の手に銃が握られていたとしたら、僕はいつか自分ではどうにもならなくなったときのお守りに、それを机の引出にしまうかもしれないね、時々分解して調整したり、油をさしたりしながら、もしかしたらこれがすべてを終わらせてくれるかもしれない、なんて、うっとりしたりしながらね。


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