ナルシストのうた/秋葉竹
身の深い部分〉として読むことができるでしょう。
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■ 各連の解説
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1連目
悲しみが
映るまさおで美しい
空を飛べれば凍ってもよい
? 「まさお」は「真蒼」あるいは「真っ青」と読み取れます。悲しみが映り込むほど青い空の美しさ。
? 「空を飛べれば凍ってもよい」=自由への希求と、そのために代償を払う覚悟。
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2連目
その夜の
心を凍らすほど貴い
満月ほどの清さを持ちたい
? 「貴い」=神聖・尊い。心を凍らせる=強い感動や純粋さに打たれるさま。
? 満月の清さ=理想的な美・完全性。到達したい精神の境地。
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