『神的、或いは永劫回帰に関しての断片、或いは、その散文』/aristotles200
 
・永遠、永劫を言葉にすれば、それは既に神的な響きすら感じる。

・なるほど、無機質であれば圏内であろう、しかし永遠の塩、砂という存在に神は見えない。

・結局、哲学とは宗教的な色彩を帯びてしまうものなのだ。

・永劫回帰という概念を述べたニーチェの主旨は、今、この瞬間の肯定である。

・大きく捉えれば、人間の存在根底の一つに神は居る、否定することも又、新たなる神、ニーチェのいう超人の存在を明らかにする証となっている。

 ?

・神的なる概念を根底から無くすには、良いニヒリズムの登場が必要である。

・曰く、既存の価値観からの解放、主体性の強調、現実の直視。

・そして、これこそが現実を永劫とする、ニーチェのいう永劫回帰に他ならない。

・何回繰り返されている、という問い自体がナンセンスである。何故なら、私たちは今日は初めてだからだ。

・良いニヒリズムの中心概念は、永遠の始まりを説いている。私たちは常にこれから経験する存在であり、故に、価値観からの解放、主体性、現実の直視を実現せしめばならない。
戻る   Point(0)