白いうんち/足立らどみ
として再構成し、時系列やコンセプトを整理する作業である。紙媒体の詩集に限らず、電子書籍やウェブ上の連載、CD詩集、ARを用いた体験型詩集など、媒介形式は多様化できる。「紙に固定しない詩集」が取りうる形として、?電子書籍やブログ形式でのコレクション、?音声・映像を含むマルチメディア詩集、?オンラインの協働詩集(参加者が随時書き加えられるWeb詩集)などが考えられる。いずれも即時性と記録性を活かしながら、まとめることで詩の営みを後から味わえる「記憶装置」としての役割を担うことができる。紙詩集と同様に著者の意図する詩の世界観を提示し、読者に再読のきっかけを与える点で意味があると言える。
紙のない夢
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