裸のこころね/
秋葉竹
由にいきたい
驚くほどの最後はないし
消え入るほどの悲しみもない
なにが原初で
なにが良いかを
選んでやって来たつもりだが
腑に落ちなくてもまず目を閉じる
聖なる歌を
どこかで聴いた
すべてが終わる
時間が過ぎ去る
理由がなくても
病むときもある
いろんな意味を
問わなくてもいい
たったひとこと
胸から絞る
ちいさな口から
聴こえた言の葉
ただ
いきたい
戻る
編
削
Point
(3)