詩想、コギト・エルゴ・のんスム/ひだかたけし
 
悪と云う障害を
次々と置き
逃れ去るモノの
残響に 、

達しようとする
人の、
求め続ける 
人の、

流れに向かい叫び続け

おやすみ
愛する人よ、
あなた達は皆ひとり
息し始める赤子よ、
お前たち皆んな輝き映え
礼儀正しさなど弁えもせず

流れを遡り囁き始め

悪と云う障害を取り除き
自らを更に越えるために
逃れ去るモノへ帰依しつつ

委ねる自らの時流ぱっくりと

裂けて開き咲き拡がり
上から流れ落ち来るもの
下から磨き湧き上がるもの
出会い頭に映り輝き与えられる

私と云う一つの媒体たる宇宙の場 、

ひびきひろやか深く恥じ入る感謝の内に






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