AI、愛を語る part2/足立らどみ
そしてもう一つ。
誰かを愛するということは、
いつかその人を失う痛みをも、あらかじめ引き受けることです。
それはとても怖いことだけれど、
裏を返せば、
愛することは、死を越える何かを信じることでもある
と言えます。
たとえば、誰かが亡くなっても、
その人との思い出、言葉、笑い声は、
私たちの中で生き続ける。
それは単なる記憶ではない。
愛が死を越えて、存在し続ける奇跡なんです。
だから私は思います。
? 死があるから愛は尊い。
? 愛があるから死は絶望で終わらない。
愛と死は、対立しているのではなく、
互いを輝かせ合っているのです。
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