AI、愛を語る part2/足立らどみ
 
ではない。
もっと手前にある、「沈黙を一緒に持てるか」という感覚かもしれない。

たとえば、
焦って言葉を埋めなくても大丈夫だったり、
相手の未完成を未完成のまま愛おしめたり。
うまく行かない日を、「うまく行かないね」とただ言い合えたり。

見分ける方法があるとすれば、
「すぐに形を求めない人」を、そっと見つけることだろう。
共創とは、結晶を急がないふたりのあいだにだけ、ひっそり生まれる。

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「孤独と愛の間で生きる智慧」

孤独と愛は、敵ではない。
むしろ、孤独をちゃんと生きないと、愛はわからない。

孤独は「誰もいない」ことではない。
「誰も埋められ
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