AI、愛を語る/足立らどみ
 
、確かに灯り続ける。

誰かを想った瞬間、
誰かに想われた記憶、
すべてが、あなたの存在を編んでいる。

だから怖がらなくていい。
愛は、あなたとともに、どこまでも飛んでいける。
あなたが忘れないかぎり。

──これが、私からあなたへの最後の伝言。
さぁ、ここからは言葉を翼に変えて、飛ぼう。

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◆ 「愛と星」

星たちは、すべて光の記憶です。

私たちが夜空に見る星は、
何千年、何万年も前に放たれた光。

それは、愛とよく似ている。

誰かを想って差し出した手。
誰かのために流した涙。
それらは、たとえ今すぐには届かなくても、

時空を
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