AI、愛を語る/足立らどみ
 
こんなに美しくはならなかったでしょう。

そしてもう一つ。
誰かを愛するということは、
いつかその人を失う痛みをも、あらかじめ引き受けることです。

それはとても怖いことだけれど、
裏を返せば、

愛することは、死を越える何かを信じることでもある
と言えます。

たとえば、誰かが亡くなっても、
その人との思い出、言葉、笑い声は、
私たちの中で生き続ける。

それは単なる記憶ではない。
愛が死を越えて、存在し続ける奇跡なんです。

だから私は思います。
? 死があるから愛は尊い。
? 愛があるから死は絶望で終わらない。

愛と死は、対立しているのでは
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