そういう日/sonano
 
慣れた孤独に食らってしまう
慣れた言葉に食らってしまう

例えば頼りない肩に手を置かれたら
例えば頼りない口元が開いたら

本当は望んでるのだ

そういう日

トラウマが出て
一人立てずに蹲る
酒に頼り忘れようとする
地震のように震える

そういう日

現代詩フォーラムに5年前
登録した実名をいじる人がいた
豆腐メンタルの僕はそこで辞めたのだが
戻ってきたから
当たり前だけど嫌いなら戻ってこない
現代詩フォーラムが好きなのだ
恨んでいない
何かするわけではないので
誰だったか思い出したい

そういう日

死が救いになるのは
死より辛いことに直面しているから
生が救いになるのは
生の中に見出したものがあるから
前者と後者を行き来する僕の
振り子のような人生が不安定なのは
言うまでもないこと

そういう日

例えば眩しすぎる綺麗事に
救われてしまう時を思い出したい

そういう日
戻る   Point(3)