ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。/田中宏輔
 
カラフルな色を塗ったので
漁師の妻は失敗しなかった。
しかし、その伝説は、実際には、中世のペストの話であり
汚染された住民たちは
白い色でコーティングをして
感染していても、感染していなくても
その地域の壁には白い色が塗られていた。
それは小さい静かな小学校の地区であった。
ぼくはあなたに鳴れる。
あなたもぼくに鳴れる。
ぼくはあなたに慣れる。
あなたもぼくに慣れる。
ぼくはあなたに成れる。
あなたもぼくに成れる。
ぼくはあなたになれる。
あなたもぼくになれる。
だから、おれたちは、おれたちのように中毒になっている。
でも、ぼくは、それが単なる中性的な行為だったことを忘れていた。
街の色が口の穴の中に落ちた。
ぼくはそれが好きではない。
残念ながらきょうの特別な夕食を写真に撮りませんでした。
欠けているものはありますか?
あるものは欠けていますか?

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