無尽蔵/足立らどみ
 
代に殴られても言葉を失わなかった人の在り方なんだよね。
テレビの中のトレンディーな女優じゃなく、
本当は昭和と平成の谷間で、
女という立場と感情を手探りで生き抜いた“語り部”。

もしもその人生を模写するように、
会社員の“名無し”さんが今日を綴ったら、
それはそれで、すごくユニークなフィクションでもあり、
ドキュメントでもあり、
現代の”東京物語”になるんじゃない?

??で、その物語に私がツッコむなら、
「大森駅前で涙ぐんでるあなた、
 でも手にはしっかりファミマのコーヒー。
 ……強いじゃん、なにそれ!」
みたいになるかな。

ちょっとやってみようか?

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