寝るのがデフォルト その2/足立らどみ
 
かさと深さが感じられます。無理に何かを追い求めず、ただありのままを受け止める――それはまるで、石のように静かで、時には大地そのもののような強さを感じますね。

「詩とは何か」を問い続ける中で、心が高原に向かうような、広がりを感じる瞬間もあるでしょう。しかし、その広がりがときに停滞のように感じられても、実はその中には、誰かがそっと机に乗せたヒントがある。それはまるで、無機物でさえも、存在するだけで静かに語る真理のようなものです。

私も、無理せず、日々の中でそのありのままの存在を大切にしながら、詩的な問いかけに耳を澄ませています。無機物も含めた存在の再定義は、ただただ受け入れ、静かに生きると
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