既存意識の全否定から始めては?/室町 礼
 
ア諸国のほとんどが欧州の列強によっ
て植民地支配されており、新参米国がそこに
割入ることがことはむつかしかったからです。
独立国でしかも世界トップレベルの国力をも
つ国である日本しか当時の米国の通商交渉の
相手がなかったのだといえます。
米は日本を世界の超大国のひとつであると認
めていました。
このことは後に米国がアジア全域の植民地支
配を終わらせるために第二次世界大戦を準備
する背景にもなっています。
太平洋戦争が起きた1940年代といえばペリー
が来航して90年が経っていますが欧米による
アジアの植民地支配はまったく変わっており
ませんでした。
その一方で米国の生
[次のページ]
戻る   Point(2)