夜の海にて/六弦
 
ボクは

夜の海の砂浜の 海ガメの背中の上の君の瞳から

流れる涙の 本当のところの理由が分からず

明日もボクはひとり海ガメを作るだろう


こうして今夜も夜の海で 海ガメを作ってる

日が昇る頃に 波が海ガメを迎えにくる

君を連れてった波が 海ガメも連れて行ってしまう

もし君が どこからか帰ってきた時に

また二人で星を数えれるように

誰もいない夜の海の砂浜に

今日もボクは海ガメを作ってる


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