詩想、還り未知(改訂)/ひだかたけし
 
天国を喪失した
哀しみの刻印を糧に
天国を取り戻しに
還る途を自ら歩む、

ギリギリと残余の生に 、

自らの意識の内
永遠 ぱっくりと
口を開き響き、
ヒビキそのもの
もの云い歩み刻み、
生きて居る故。

 ザク、ザク、ザク、
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