悪魔の花嫁/
栗栖真理亜
堕落の階段上りつめたら僕の腕に捕まっておいで
まるで君は幻影城のお姫様
眩しいくらい妖しい輝きで僕を魅了する
あぁ、君という存在を無茶苦茶にして
一生、僕の花嫁でいさせてあげる
悪魔が僕に囁いて奔放な踊りを所望するんだ
特別な舞踏会でこの上もなく破廉恥なダンスを躍ろう
君の体がズタズタに切り裂かれるまで
ほとばしる紅い血潮が僕たちの婚姻の証
断絶魔の讃美歌に乗って
ふたりの足で処女の道標を踏み外そう
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