エーテルの光景/
ひだかたけし
瞑目する
意識の内から
ヒビキの交響
次から次に
沸き起こり来て 、
ゆっくりゆくり
先行の後続となり
後続の先行となり
くるりぐるりと
円環なせば
時の空と化し 、
横溢するヒカリの
もう絶えることなく
きらめきかがやき
ながれるながるる 、
ヒカリヒビキの洪水の
更に奥に億へと
未定形なものの湧出次々と 、
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