あまりにも込み入ってだけど在りようとしては単純/ホロウ・シカエルボク
礫塊に埋もれて漆黒の眠り、だけど極彩色の夢を見てた、かろうじて確保された呼吸、無自覚な日々よりもずっと尊いものを教えてくれた、百鬼夜行は毎晩決まった時間に、ままならぬ俺の鼻先をかすめるように…なんでもいい、春の歌が聞きたかった、でも無理みたいだ、欲しいものは決まって手に入らない、ハナからないものねだりだったのかもしれない、だけど欲しがらなかったことを誇りに思うことは出来ない、価値観なんてものを結果に結びつけるのは馬鹿げている、そうだろう?短い人生、叶おうと叶うまいと身構えて吠えるだけさ、生半可な場所で満足してしたり顔をすることなんて死ぬまで出来やしない、共通認識にすべてを預けて、成長をでっち上げる
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)