キザ/秋葉竹
 



その鳥の
行方を追った涙目が
世界のなにかをみつめる濃いよる


胸を刺す
忘れられない羽音が
ちょっと陽気に聴こえていた朝



ただ歌を
歌った深夜のカラオケの
レモンサワーが喉を潤す


そういえば
むかしむかしは悲しみを
笑って無視するつわものだったな




あの頃の
忘れられないふるさとの
町はすっかり変わり果てたり



こころには
悲しい役者が住むと云う
風のセリフはちとキザだけど








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