泥つき/はるな
 

むつかしい
愛についてを詠むきみと
忘れな草を眺めて欠伸


来て春は
まったくずれた笑ってた
踵を踏まれたスニーカーの愛


そうしてか、
意味なくしたか、
忘れ物ボックスの鍵
きみにあげるよ


恋をしたから泥付きの足で飛ぶ
あしたわたしが笑ってるように


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