恋のジレンマ/栗栖真理亜
すれ違う影がまた新たな哀しみを映し出す
このまま君と再び出逢うことなく一生を送るのだろうか
顔を見合わせ君の本当の気持ちが知りたい
いっそのこと、僕のココロのうちを明かそうか
ねぇ、逃げたりしないで
ちゃんと瞳合わせて僕と話をして欲しい
たとえ、傷付いたとしても
それが君との想い出になるから
あぁ、君だけを君だけを
想い煩う僕をどうか笑ってくれ
君といると何故かほっと優しくなる
僕の不埒な気持ちをどうか、けなして欲しい
どうしようもなく君が愛しくて愛しくて
もう何も手につかない
君の名前をメールに打ち込むたび
僕の指は震えるんだ
どんな恋の最期が来ようとも
僕は甘(あまん)じて受け入れよう
君の素直な気持ちを僕に教えて欲しい
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